雲南へ行こう。と、知り合いから幾度なく誘われましたが
その都度"有事だ"とか、"時間が合わない"とかの理由で断ったきた。
なんせ南の果てにある雲南への道のりについて
どうせなら、クルマでゆっくり行きたかった。・・・
まあ、心情は心情で、行けば思わぬ風景に出会えたことは幸いで
特にこの泸沽湖には、1年くらいは住んでもみたいなぁ〜
のような気持ちになった。・・・
泸沽湖。それほど大きくなく、クルマで一周廻ると約70キロ弱で
今では立派な道が作られましたが、当初では道らしい道もなかったし
2000年頃から電力を徐々に整備されるまでは
ほぼ外の世界と隔絶されたところだったそうな〜。
今も湖の半分は雲南省に属し、半分は四川省に属する。
その理由を尋ねると、"あまりにもの貧困さ"で雲南省にしても、
四川省にしても管理したがらなく
この結果になったそうだ。貧困の酷さがおよそ想像にも及ばない。
今回の麗江から泸沽湖への道はしっかりと整備した山道しかなく、
話によれば、雲南の雨季になると、山を削って造った山道が山崩れが頻繁に発生し、
落石は雨季以外の季節も日常茶飯事のように落ちてくる。
(この目で道に落ちた石を確認した。笑)
が、来る途中に見かけていたのは
高速と高速鉄道の工事を同時進行で造られている最中。
来年中に運営スタートそうだ。
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am7:00〜pm19:00・泸沽湖とその沼地地帯の風景
泸沽湖の水質保全のため、観光用の小舟はすべて人力によるものですが
地元政府の水質調査に使われる二隻は機械式だ。
"我らは役人である"のよう顔をした連中のイメージが頭に浮ぶ
なんだか、少々滑稽な現実・・・
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泸沽湖の主人公たち
未だにこの低く、倒れそうな住居に暮らしているモソ族。
近年、泸沽湖は観光スポットとして少しずつ知られるようになったため
おそらくあと何年に立てば、すべての状況は"良い"方に変わるだろう。
と、期待するところだが
まあ、変われば味わいがなくなるのも恐ろしいけどな〜
モソ族の人々の大半は今も漢語で話せず、民族風習の説明してくれたガイドさんは
若い頃昆明で勉強し、仕事もしていたが、漢語ができるため
村に呼び戻され、観光客を相手にガイドを務めている。
上記写真の住居は彼女の"通い婚"用の部屋で
ちなみに彼女は今年29歳で、間も無く三人目子供が生まれる。
通い婚とは、よほどな場合を除き、そもそも固定した相手同士間で行う。だよ。
それと、生育可能な年齢の女は白いスカートを穿き、
そうでない女性は黒か深い紺色のスカートになり、
一族の最も地位の高い存在である。
往復5キロ湖面が渡り船で観光客を湖の中にある小島に運ぶモソ族の人たち。
小島とはモソ族が崇拝の神を住むところ、・・・
モソ族の男たちおける地位は"頭の上がれない"、
いわゆる"種まく機械"のような存在。と、モソ族の女はそう言う。
だが、女は子供が生まれなかったら、一族の大恥になる。
どこかでバランスを取れた"平等"さがあると思える。