アメリカの旅--まつり

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Stone Mountain PARK

渡米最初の土曜日、二日間の休みの初日だ。
朝起きったら、周りはにわかに騒々しくなってきた。向かい側の家族は子供4人と子犬一匹でお駆けっこをし、裏側の家族はBBQセットを担ぎだし、パーティの用意をしている。

僕たちは妹の案内で、ジョージア州の名所観光地の[Stone Mountain PARK]にいくことした。
平坦な内陸部の森を切り開いた道に走る約1時間、湖が見えて来た途端、目の前に突然巨大の岩が逼って来た。かのStone Mountainだ。

この巨岩について、"隕石だ"と紹介されたが、そんな馬鹿な!!と思った。
この大きさの隕石は空から落ちって来たら、いまの覇権アメリカは地球に存在していない筈だ。
念のため日本語サイトでStone Mountainについて調べていたところ下記の解説が見つかった。
"Stone Mountain は、高さ約250mほどの世界最大の花崗岩の山です。
およそ3億年前にマグマの活動で火成岩が地上に噴き出し、それが冷却されて巨大な花崗岩のひと塊となったものだそうです。..."

登って登頂するのは、苦に耐えられそうにないので、素早いSkyliftを選択肢にした。幸い人が少なく待たずに約30秒で頂上に降り立った。
頂上が植物はほとんどなく眺望は見事なものだ。透き通った晴れの日でしたら、ここからアトランタ市の高層ビールが一望できるそうだが、あいにく薄曇りで見えなかった。安全のため、頂上周辺はフェンスで囲まれ、写真をとってもらおうとファンスに寄りかかっていたら、揺れて出したのをサーチし表情はつくらずにシャッターを急かせた。

その後車でStone Mountainを一周し、明日はジョージア州の年に一度の[Renaissance Festival(ルネサンス・フェスティバール)]にいくため早めに帰路に辿った。

Renaissance Festival

翌日は晴天時々夕立があるとの予報。気温最高C31°
それまでほとんど曇りと雨の日々でしたから、少し鬱になった気分はこれで吹き飛ばせる。と、 いいほうに考えていたが、これは後ほど大きな誤算だと思い知らされた。
車を走って約1時間30分、それまで見て来た森は今度大平原に変わった。今日は祭りの最終日、しかも日曜日なので、平原一面見渡す限り車で埋め尽くされた。車社会だな。と、予め認識した。(昔自転車の海が見て来たが、スケールは違う)

車を降り、回りにいるのは伝統衣装で着飾った連中だ。
暫く歩くとRenaissance Festivalの正面ゲートから会場に入った。それまで寂しくしていた妻は今日のため来た人数になんとなく興奮している様子。

まあ、言って見れば子供の祭りみたいな内容だ。
とは言っても祭りの雰囲気はやはり違和感が覚えた。と言うのはアメリカ南部に黒人は多いと言われるが、今日の祭りにはほとんど見かけない。この疑問がやんわり姪に聞いてみた。"黒人はいないけれど、これは白人だけの祭りですか"。姪は"そうでもないけど、黒人は来てもいいのだが、けれど祭りは白人の歴史や、伝説に基づいたの内容構成です。黒人に嫌がられている"と答えてくれた。ご尤もだ。

とにかく暑い。典型的な大陸気候だ。時々ショーを行われるが、その度炎天下で30分焼きの目に遭う。出店した店も多く、中に一番人だかりができたのは刀や劍を売る店だ。40%OFFの魅力もあってか、一人は大・中・小の3,4本も買って行くのは決して珍しいことではない。
アメリカ人って、やはり生まれつきの自己防衛本能は強い!? の結論に結びつくのかな。
法律では18歳未満では刀剣を買えない。が、お父さんに連れてもらえば小さな子供でもほしがる刀剣が買える。これぞ、自己責任。

俺も記念に12ドルで一本買った。すかさず妻に怒られた。"持ち帰れないでしょ!!"と、分かってますが、妹に頼んで郵便小包として送ってみることにした。(駄目だろうね。今後送れる先に送ってもらうよ)
pm5:00会場から出た。帰る道はひどい渋滞のなか、突然半端ではない通り雨が降って来た。来る時と違う道に切り替え時速80キロで走る30分。いきなり目の前の道は乾燥している。目あげれば晴れだった。

戻って来て分かった。焼け過ぎて皮膚が痛い。

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