■Part-2 : 数値入力を使用して螺旋階段を作成する
Shadeのモデリングは、フリーハンド感覚なマウスによる入力と、相対座標による数値入力を使用して、形状を入力します。ここで数値入力を用いて「螺旋階段」を作成します。
A.パーツ「踏板」を作成する
1.PENツールの【長方形】を選択し、正面図で踏板の断面を作成します。
※踏板の厚みはこの時で決めましょう。
2.SOLIDツールの【回転体】を選択し、踏板の断面に中心の軸を与えます。
3.回転させた踏板を、歩幅分に変更するために、特別メニューから【形状の情報を見る】(commando+I)を選択します。
4.回転体の情報を見ると、開始=0、終了360になっていますので、ここで、開始=-7.5、終了=7.5を入力してOKボタンをクリックします。これで、中心の軸を基準とした15度分の形状ができた。
B.パーツ「補強」の部分の形状を作成する
5.PENツールの【閉じた線形状】を選択し、正面図で補強の断面を作成します。
6.SOLIDツールの【掃引体】で、上面図で補強形状を描き、厚みをつけましょう。
C.パーツ「手すり子」を作成する
7.PENツールの【円】を選択し、上面図から手すり子の断面を入力します。
8.SOLIDツールの【掃引体】を選択し、手すり子の断面に正面図から高さを与えましょう。
※円の掃引体の情報を見る(commando+I)ことによって、円の中心、半径、掃引の数値を好みのサイズに編集することができます。
D.パーツ「手すり」を作成する
9.PENツールの【長方形】を選択し、正面図から手すりの形状断面を入力します。
※これで、最初のパーツがすべて揃いました。次に形状のパート分ける作業を行います。
E.階層構造とリピート(REPEAT)機能で編集する
10.PARTツールから【パート】を選択します。
11.踏板、補強、手すり子を新規のパートに入れ、パートの名称を“階段”に変更しましょう。
12.階段パートを選択し、COPYツールの【特別】を選択し、回転の軸をクリックします。
※変換ダイアログが表示されます。
13.Y軸の回転=15度、Y軸の直線移動=200ミリに設定し、OKボタンをクリックします。
※これで、2段目の階段がコピーされました。
14.REPEAツールで、22回コピーをするまで繰り返します。(注意:ツールの最大コピー数10回までです。)
15.手すりをアクティブ(選択)にし、PARTツールの【自由曲面】を選択します。
※アクティブにしたものの下に【自由曲面】パートが作成されます。
16.手すりを【自由曲面】の中に入れておきましょう。
17.ブラウザで自由曲面の中の手すりを選択しておきましょう。
18.COPツールの【特別】を選択し、回転させる軸を確認し、クリックします。
19.すると、変換ダイアログボックスがでてきます。先程の階段パート(13節に参照)は、Y軸の回転を15度、Y軸の直線移動を200ミリに設定し、繰り返しコピーしましたが、手すりは、一段ずつコピーする必要はありませんので、倍のY軸の回転を“30度”、Y軸の直線移動を“400ミリ”に設定し、OKボタンをクリックしてください。
20.今度REPEAツールで、“20回”コピーを繰り返します。
21.こうしてコピーされた手すりの間は、直線で連結された状態になっているので、これを滑らかなラインになるように修正を加えます。まず、手すりの【自由曲面】を選択し、MODIFYツールの【入れ替え】を選択します。
※自由曲面内で、手すりの断面のコントロールポイント間をつなぐラインが表示されました。
22.MODIFYツールの【スムーズ】を選択します。
※スムーズの実行によって、滑らかな手すりができました。
23.PENツールの【円】で、上面図から中心柱(柱太さはご自由に…)の断面を入力します。
24.SOLIDツールの掃引体で、正面図から中心柱の断面に高さを与えましょう。
これで、螺旋階段が出来上がりました
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