この記事の続き...?
まるで、暴露或は愚痴のように受け捉えたら不本意。笑
いままでのデザイナー稼業に出くわした"典型的な"話のいくつを書き留め
善し悪しとせず、"あっ!"と誘えれば...
ケース1: 某インターネットプロバイダ大手(2002年頃)
所属していた会社のHPを見て、HPデザインコンペに"参加しないか"と
お声をいただき、コンペの期限に提出し、結果は参加した数社中のトップに選ばれた。
"良かった。良かった"と喜んたつかぬ間
"実は、他社の見積もりは大分安くなっているので、安くして貰えったら..."
と、クライアントのご要望が飛び込んだ。
交渉の末、互いに納得できる金額に折り合えず、がっかりさせる結果に終わった。
と、忘れかけた一ヶ月位立った頃に
再びあのインターネットプロバイダ大手の担当者から連絡が入った
"やっぱり御社の提案とデザインでいきたい。見積もりもそのままで..."
"おやぁ?"と困惑しながら"戻って来る話"の真意を確かめたところ
"この一ヶ月間に見積もりの安いところに仕事を依頼していましたが
上がって来たものは..."。落胆したような語りだった。
ケース2: 某法人向け通信プロバイダ大手(2005年頃)
長きわたって付き合って来たこの会社。
窓口の担当者と社内SEサイド一堂に
顧客向けのサポートツールの開発話を聞き、デザインとコーティングを受けた
見積もりを提出し、緊急に緊急がつく案件なので、作業に突入した。
拡張ができるようにと、コーティングにチカラをいれ
一週間後の第一次納品の場での説明では、SEサイドに"感激の涙"
後は少しの調整が残ったものの
"よしよし、これで..."。胸を撫で下ろした
の矢先に、"コーティング部分の見積もりは高い、前に(3年前)作ってくれたコーティングルールの金額に基づいたものにして..."云々の連絡が入った。
何で今頃と思いながら
"今回のコーティングは..."と弁解し、さらに"コーティング技術も進化した..."と説明した
あげく、嫌々見積もり金額通りで同意した。
が、仕事もこれで最期に迎えた。
ケース3: 某公営競技大手(2008年頃) ※金額は例えになります。
営業サイトから持ち込んだ話では"15万円ほどの予算で新規サイトの立ち上げ..."
しかも、デザインコンペ!!
うんな馬鹿な〜! できるところもあるだろう、代わりに探してやれ。
と言うのは話を聞き、こゝろの底に起きた反応。
まあ、とりあえずコンペへの参加資料・見積もりを作成→提出した
もちろん"15万円ほど..."のものではなかった。
まあ、いつものように、2社ほどが残った。と通知して来た。
その内訳は"ライバル他社"は企画デザインは通らず、見積もり(50)は安かった。
我々のものは"すばらしいが、見積もり(90)は高い!"。
さあ、困った。「デザインコンペ」と名をうたったものを
「見積もりコンペ」へと変ったっ。否応無し実感した瞬間。
話し合いの結果は"ページ数を増えない、修正は1回限り"条件にし
数字は80から49に改め、作業に挑んだ。(修正は数回もあった。笑)
こんな企業様のケース: 某ネットコンテンツ提供企業(2001年頃)
オリエンの席でこちらから質問したところ
"カネを出すから、言われた通りでやれ!!!"と企業担当者様の言葉が返って来た。
"カネはいらないから、この案件を拒否する"とこちらは席を立った。
...。
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いずれのケースは"特別なもの"だと認識し
乗り越えられるのは"知恵"とも言われている。
うん〜、なんとなく"同梱され、追い詰められた運命共同体"だと感じずには入られない。
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