2008年11月アーカイブ

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会社勤めの時期に下請け会社のM.K氏はズカズカと仕事場に現れ
"へいへい、よろしく"と名刺を交換したが
忙しさに溺れすっかり忘れていた。

その後仕事の都合で人選を探したところ、M.K氏を薦められ
不安感が持ちながら、仕事をお願いした。
が、結果は大変満足する出来だったし、対応も丁寧そのもの。
"これは、是非打ち上げの席を設けよう・・・"の仕切りとなった。

当時20代後半のM.K氏はDTPからデザインスタートし
以来Webデザイン、コーティング、企画、営業。プラスアルコールの強さ・・・・
まさに、時代の象徴"セレブー"ではなく、"次世代クリエイターのカタチ"に思えた。

その後M.K氏会社をやめ、フリーに転向した。
以来、タイミングがあえば
池袋、新宿、渋谷、恵比寿、新橋、有楽町、秋葉原へと
飲みながら、"デザインは何ぞや"やら
"デジタルの支配はいつまで続く"やらで、話が盛り上げ、
ビル、ワイン、焼酎、日本酒のアルコール類から、水にかわり
話題はもてる男の"遊び"にかわっていた、気がつけば朝の時間になっていた。

仕事の以外にmixiでサイバーな交遊に興じ
ここ最近、"ネットでの知り合い"をリアルな世界に呼び込み、
新たな"仲間結成"を実験し
着々と可能性を掘り、時代の脈動を乗りこなしている。

最近転職した25歳の若造からの誘いで
秋葉に待ち合わせ、飲んでいた。

席上で彼に転職の経緯を聞き、彼は
"前の会社では、尊敬ができ、いろいろと教えてもらえる先輩がいなく
頑張って売上が上げでも、結局、他人は開拓した畑で
歳を取ってゆくと思うと、その都度空しくなる。"云々

なるほど、25歳にしては、しっかりしている。と密かに思う。
さらに近況の感触を訪ねると
"...いまの会社にいる31歳の上司にあたる人は
クライアントを大事にするよりは、クリエイターが大事にすべき..."

しかし、今時にしては、素晴らしい助言だ
と、感心しながら
ビル、ボジョレー、大好きなホッケー焼き・・・
"今年の良い感じで、年末を迎えられそう。"と
久々救われた気分に浸っていた。

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"ありがとうございました。
xxxの色を変えるという指示も
出していたのですが、こちらはxさんのほうで
変えないほうがいいということになったのでしょうか??

デザインの好みもあるかとは思いますが、
指示もありますので、
もし指示通りに直せない場合は、
お送りいただく前に一言いただけると嬉しいかな・・と思います。"

と、この間の仕事に返って来た代理店の若い子からの返事の略。
うん、筋が通ってるし、妙に丁寧。
"送る前に一言"かっ。気になる言葉遣いだ。

が、"指示色"とは(全体のカラートーン無視し)
派手なピンクと蛍光色の緑を使って目立たせたいとのこと。
一瞬幼稚園のお子様と仕事しているのか? の錯覚さえが覚える。

はいはい、"指示色"通りでやれば、確かに目立つ。死体が生き返ったように...
うんうん、しかし、妥協できるセンスの限度に超え、制作者の感性と自覚に傷がつく。
へいへい、"xさんのほうで"変えないほうがいいと判断した。

しかし、改めない"センスなき注文"は、普遍性までを与えたと勘違いしているものは
"win、win"の結果が迎えて来られるだろうか。
まあ、政治家たる議員様のメールでは
一国の総理大臣のこと"...アホタロウ..."と呼ぶくらいの時代ですから
情けない気持ちが少しは収まるが・・・

進んだgoogleの理念を送る(年寄りには理解しにくいかも・・・)
これ以外に確かにもう一つのビジネス哲学がある
"邪魔にならない"。(ビル・ゲイツとは違う)
あぁっ、ストレートビューに文句をつけたものは論外。です。

80年代のバブル期に写真植字屋を経営し、夜遊びに更けていた。
その名残は今も彼のファションセンスに滲み出る。
----何げに今時のサングラスをかけては流行にあわせたりする
僕にとっては、時代の縦軸のような存在-----中肉中背のS氏。

時は90年代前半に差し掛かって、"デジタル文字"は業界の主流になるのを見て
彼は写植業を畳んで、バソコンを手に入れ、華麗にDTPデザイナーに変身した。
(同時期にパソコンにシフトしていなかった多くの素晴らしいデザイナーはそのまま、
時代に捨てられていきましたが...)

"君のデザインはインチキだよ"、
"大体君は余計なことするから、デザインは良くならないんだよ"
は、彼と飲みの席にかけた言葉の定番。
"絶対お前のデザインを超えてやるよ"。と、彼は白髪まじりの頭を振りながら
強い口調で言った捨て言葉。

その後は和やかに飲み続き
気持ちが良く酔うと隣の席にいる子に色目を使い始め、
相手にされないとそのまま寝込んでしまう。
・・・いつ? どうやって横浜より以南にある自宅に戻ったかを
誰も知らない。

90年代後半にWebの仕事の割合が多く占めるようになって来ると
彼はWebデザインとコーティングにチカラを入れ始め
知らぬ間に仕上がりの奇麗さにびっくりし、
"あのトシにしては・・・"と仲間内は密かに感心させている。

彼は現在60代の手前
羽ばたくのには、目が悪くなり、アルコールも控え目にし
記憶力も落ちているとか。気の強さは相変わらずだ
ただいま、インストラクターを勤め
"孤独の若者"に"パソコンでデザインする"のを教えている。

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飲みの席で、"今時の代理店とクライアントの若者が・・・"
のハナシで始まる時がある。(世代間の睨み合いに聞こえる。)

"が、ハイテックは苦手でも、業界における"経験からの先読み"が
すべて死んだ訳ではない。
"先読み"から得られたのは"切り替えの速さ"と"焦り対策"の余裕だったりする。
なんせ、生身の人間対人間であるかぎり、"睨み合い"が避けては通れないし
美味しいアルコールにも申し訳ない・・・"
のように"自虐的な"ハナシで結論付けして
大体の場合は気持ちが収まる。

時々"今時の代理店とクライアントの若者が"に出会えると、
立場的に"聞く耳"さえ持てば良いと、自覚の上だが
ハナシを聞いて行くうちに、笑いを堪え
"遊んでやろう"と決め込んで対応せざる得ない心構えへとシフト。

結果、いい気分になれない。
うん、高価のワインに安いお酢で割ったような・・・

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仕事をしていると、隣の部屋にいるインコのモモがモニターの上に飛んで来
マウスの動きにあわせて、頭180°回転しながらポインターを追う。

見ていると癒しになるが、鳴き出すと仕事を集中できなくなる。
仕方がなく、隣の部屋へ追い返し、引き戸をこちらが見えない程度締めた。

ところで、彼女は2回直線でリビングに飛んで偵察?した後、
3回目は"U"字を書いて、再びモニターの上に着地し、自慢げにこちらを見つめる。
動物の学習力に思わず笑ったしまった。

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人間はリンク(精子と卵子)によって作られ
世代はリンク(老若男女)によって過去と現在を語られ
そして未来へと繋ぐ・・・

ネットもまたその"リンク"(基本情報)によってなりたつ。
ネットから一瞬離れることは"何かが・・・"という気分にさせ
愚直にもこの感覚を楽しんだりする。
(不安にさせるのはアナログ時代の名残?)

が、ネット依存になってきた今日、"便利さ"の向こう側に
感性・感情など、人間的な本能・本質たるものが感じず
なんだか冷徹なものに向き合っているような妙な感覚にさせる。

流行の言葉よると、ネットに囲まれ、成長したものは
"デジタルネーディブ人"と呼ばれているそうだ。
なるほど、"テレビ世代"、"ゲーム世代"にもあったような代名詞ですかね。
時代がまた確実に進んだ。

それでも"人"たるものは、その本能・本質になるものをそり落すことはなく
"基本情報"真ん中に主人公としていなければ、成長があっても、継続は成し遂げず
新たな(人間)歴史が作れない。
と、考えたり・・・

ただいま、仕事は一段落。
たくさんの嫌な思いして、それから人間らしくなる。
と、神様は言っていた。!?

さて、こんなショートフィルムを見つけた。
なかなか面白い。

ここ何年間、"最新"に気を配り、トシを重ねて来た。
いまにふりかえてみるといろんな意味で"たいへん"。
特に"これからブログの時代だ"と叫ばれた時期に
あっちこっち登録し、登録したままに散らかして来た。

結局登録だけで意味があると自分に言い聞かせ
自慢までしていたことだが、無意味だってことはわかった。
年末も近いし、整理と引っ越しを・・・

もう、"落ち着こう"と新たに自ずと聞かせる・・・

友人のすすめて、下記の記事を読んだ。
「お前らの作品は所詮コピーだ」

なかなか感慨深い記事。
デジタルは救世主のように現れ、21世紀の初頭は"IT革命"で飾り立てた。
果たして建てたのは新時代の旗なのか、それとも墓石なのか・・・

感情の注入はモニタに通しているしかできない・・・
笑っても、嘆いても、怒っても向かっている相手はまたもやモニタしかない・・・
モニタの向こうにいるユーザーの反応も知らない・・・
デジタル的な表現で超越が作り出せない?

タイトルはネット記事からのもの。

かつて一世風靡したアーチストのことです。
ここ来て"落ちたセレブ...."と揶揄
"よしよし、落ちたね・・・"のように聞こえる新聞報道。

"5億円の詐欺"はその個人の品格に問われることだが
5億円以上に大いなる社会貢献したのでは?
この"感情入れ"の記事を世間に送り出す品格も少し疑問に感じる。

ネットになっても、"タイトル売り"の発信体質は変らない?

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スクリーンセーバー・画面イメージ

暇を玩んで、久々Flashをさわって、スクリーンセーバーつくってみた。
"あれっ!?"の場面は多かった〜

・Screen saver(Flash版/時計・カレンダー機能付き)
・Mac用(OSX10.4.x以上)
■Wide screen:1680x1050pix >>Download
■Standard screen:1280x1024pix >>Download

時間のある時に少しは改善していくつもりだが・・・