フランス散策-3

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2009/04/25。am8:00 曇り空

ホテルの朝食はフランスパン、牛乳、コーヒー、果物など
なぜかフランスに来てからは、フランスパンの美味しさに感心した。
この地にいるせいかな〜

今日は美術館巡りだ。

am9:30。地下鉄11号線Rambuteau駅に出ると
目の前に逼って来る、およそ周りの風景とは不釣り合いなカラフルな建物が目に入った。
ポンピドゥセンター・国立近代美術館だ。
早速入れ口に行き、入ろうとした時"11時オープンだ"と告げられ
それでは、先に近くにあるピカソ・ミュージアムに行くことにした。

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事後にガイド本を読んで分かったことだが
国立近代美術館→ピカソ・ミュージアムの間に
何にげに歩いていたこの地区はかつて貴族たちの居住区だった。
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現代美術館から10分ほどでピカソ・ミュージアムに辿り着いた。
想像していたのとは大分違い
それほど立派な建物ではなく、もしろこじんまりとして"普通"な住居と言った印象。

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[空間の演出]
がしかし、一歩中に入ると、そこはデザインされ個性溢れた展示空間。
白い壁を基調に、窓から取り入れた自然光とライト照明を
巧みに組合せる事によって作り出された立体感のある空間と明暗の美しさ。
さらに、所々に鏡の壁を設置し、作品と照明と異質な空間を作り出されている。

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ピカソ。彼は作品に残した空間への捉える感覚も"普通"ではなかったことを
改めて再認識した。
作品群は遺族からの寄贈なだけに、一見すべし・・・

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pm12:30 ピカソ・ミュージアムを後にし、再び国立近代美術館へに向かう。

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ポロポロになった車だが、なぜかこの街に最高に似合うね。

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曇りの隙間に少しは青空見えて来た。が、後に雨が降り出した。

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青のチューブは国立近代美術館だ。
やっはり異質だ。パリっ子の芸術(個性)を受け入れられるこゝろの広さに感心。
そう言えば、東京のど真ん中に建てた
イタリア大使館の外壁は赤(奇麗な赤)にしたところ
周囲から猛反対に遭ったそうです。
"周りの伝統的な灰色と合わない"とかなんとかの笑える反対意見を思い出し、
"文化"ってなんだろう? "芸術"ってなんだろう? "個性"ってなんだろう?
"進化"ってなんだろう? と、一瞬考え込んだ。

さてさて、今日は土曜日。
館内は込み合っていた。まず最上階に開催されているVassily Kandinsky(カンディンスキー)
の個展を鑑賞後、中2,3階の常時展示に行き、広大な館内興味のある展示に時間かけた。
・・・

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エピローグーー親切なフランス人たち
出発の前に仕入れた情報では、パリジャンは外来の人に冷たく
かなりムカつく場面に出くわす可能性があると。こゝろの準備を・・・のつもりでいたが
意外なことに、出くわした人たちーー若者、年寄りはみんな親切だった。

バスティーユで、カフェに入ろうとした赤い服を着て、銀髪の老婦人に
ルーブル行きのバスの駅を訪ねると、指で広場の反対方向に指し示し、
僕たちは反対に着いて振り返れると、老婦人はずっと目で見送っていたことを知った。

荷物を持って地下鉄の改札に通りにくそうのを見ると
先に入った若い女性は向こう側の改札扉を開けて待っていた。

車内で、このRERは空港に行きますか。と訪ねると
"Oui"と言って、指で数えながら"1,2,3,4,5駅"になります。

車内でこのRERはヴェルサイユへ行くか。と一つ隣席の人に尋ねると
そのさらに先の席にキスしまくっていた若いカップルの男性は"Non"と言って
次の駅で乗り換えなさい。と教えてくれた。

ただの運が良いとは思えなかった。

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