やはり何かが抜けている

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そこそこの大企業に勤める本部長と面会することになった。
事前にその会社の20代後半の広報担当者と営業担当者は
ビビリながら本部長と対面時の注意事項やら、対応の仕方とか・・・
好意的に教えてくれた。"受け答えはくれぐれと・・・"

その後、知人とアルコールを片手に、ヘラヘラしながら
"いろんな荒波に乗り越えて来たものだから、まあ、平常心&普段通りで・・・"
の心構えで臨むことにした。

翌日の面会は会社にあるソファーを設置された打ち合わせスペースに
案内され、現れた50代後半の本部長と"初対面"。
ところで、実にスムーズで、何に事もなく、穏やかな雰囲気での会合だった。

何の事、二方の若者に恐ろしいと思われた本部長だが
実は芯のない若者の行いに怒っているだけのことだ。
世代間の繋がりがそっくり抜けていると実感した場面だった。

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"良い人たちなんだけどね"。のラベルが張られても可笑しくはない。
が、無気力なものが美学的ではない。

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