約3ヶ月の閉じこもりで神経が大分すり減った。
7月に北京の北に250キロ離れたところにて補給と涼を求めに行く。予定だ
その前は、展覧会の最後の詰め。
画集に用意していた唯一の日本語文が
思いつきで別の文書が追加されたため
入れるスペースがなくなり
このスペースを借りる・・・
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●理想、夢想、妄想、狂想・・・
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朝の通勤電車。
すし詰めの乗客たちの疲れた表情を観察するのが
否応無しの日課になっている。
職場に着くと
さほど親しくもない同僚たちとやりとりをし、
そのうすっぺらい表情を観察することが
否応無しの日課になっている。
夜。
宴席では酒を飲み、肴を貪りながら、
愚痴にはじまり、上司や他人への悪口。
勢いあまって天下国家を語り、あげく説教へ。
なかには媚び諂う姿あり、
額に浮かぶ欲望の脂顔と、対照的なあきらめの顔。
と保証のない明日へ"大いなる野望"を吼える人々を眺めるのも
またその時々の日課・・・
生きるために課せられた"日課"がたくさんあるが故に
それがまさに「生の証し」になる。
この"日課"を放出する巨大都市。
その人造巨体のごとく自然の風を通し、文明と文化の息が流れる。
人々の熱い吐息と悪臭が入り混じり、
眩しく妖しげな誘惑と多彩な感性が渦巻く。
それらが混然一体の滋養の流れとなり豊かな人生を醸し出している。
そこからは理想もうまれ夢想となり
やがて妄想、狂想へとつらなる過程でもあるように思える。
・・・
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さて、残りは作品の搬送だ・・・
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