2009年5月アーカイブ

1. 知人の女性の紹介で、初対面のN氏と3人は飲んだ。
楽しかった。が、事後になって
僕と知人の女性は宴会の席で"イチャイチャ"していた。
とN氏に言われたことが彼女から伝わって来た。
うん、この男は度胸もなく、嫉妬心の強いオトコだと思った。
(因に、彼女も僕も"イチャイチャ"した記憶は見当たらなかった)
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2. 次にあったのは、某SNS系会社への提案の席で、
N氏は皆の発言を遮り、10年前の表現技術を持ち出し
60年代の正義感で持論を展開した。MTGの場は凍り付いた。
うん、この男は空気も読めず、時代遅れになっていたオトコだと思った。
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3. 会社に受け持った仕事の関係でN氏は編集長として任命した。
が、最後の最後の詰めに責任という意識が持たず
仕事はスムーズに進まなくなった。
お負けにメールで赤字指示もできず、エコの時代なのに
ファックスで修正原稿を流し、それから電話・・・
現場から顰蹙を買ったことも知らない。
うん、この男はそもそも何ができるかな〜。と、不思議に思った。
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4. 所属していた編集プロダクションに追い出され、
いつの間にか知人の会社に居座るようになっていた。
が、周りはピリピリしながら仕事をしているなのに
N氏はのうのうとパソコンゲームに夢中。
うん、この男はなぜこの空間にいるのか。非常識極まりないと思った。
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5. 知人の女性は仕事の忙しさに没頭している間に
N氏のくだらないチャットメッセージを無視されたことに腹が立った。
凄まじい勢いで、中身は品も人格もオトコらしさなどが
微塵もないメールを送って来たそうだ。
笑えないが、笑うしかない。
うん、この男はもはや救われない。危険の匂いさえが感じた。

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完璧な人間はいない。
とは、心得をしているつもりだ。
しかし、良識の範囲に超えていることを自覚もしないし
それでも強がっているこの男は、文化の欠点?によるもの?

心得ていたものとは、些か違和感が感じる。

知人はご自分のオフィスにいるなのに
僕となぜか、ヒソヒソ小声&チャットで物事を相談する。

仕事に集中している授業員の皆さんへの気配り?
ではなく、人間関係に敏感な方が
このオフィスに流れ込み、居座っているためです。

うん、気が晴れない、なぜこんな雰囲気なオフィスにいられる?
ビジネスの泥臭さを受け入れられでも、
せめてご自分のオフィスにはオアシスであってほしい。
一体、世の中における物事の判断基準・行動基準と言う"ハカリ"は
世代を問わず、もはや必要はなくなった?

この類いの気配りは果たして必要なのかな〜
理解し苦しいところだ。

リアルで見れる・体験できるこの"風景"は
いつまで続けられるのかな〜。

しかし、雀は到底-----鷹の心構えが知り得ない。

知人と食事の席でこう告げられた
"もう、いまの世の中君と喧嘩するオトコはいないわ・・・"

腹を割って告げられることに嬉しいが
言われたことの中身は少しは悲しい・・・

インターネット、IT、ベンチャー、グローバル・・・
時代が進んだかのように見え、そうも受け止めていたが

なんだか、勘違いしているようです。
たとえば、クスリのネット販売
進んだものに対し、管理やら、規制やら、法律やら・・・
つもり利益団体の気分を害しているようです。
潔さもなく、大人げもない。
まあ、延命策とでも言いましょか。

Web2.0〜3.0なんかは死に体。
ここでは、文字遊びでしかなく、
ユーザーなんぞ、所詮"大衆"でしかない。
"与えたものを舐めろ"ってか?

このままでは、いくら"最新情報"を収集していでも
利益団体の壁に超えられそうにない。
突然異変でもなければ
次の時代の波に呑み込まれ、実に危機的な状況におかれている
と思わざる得ない。

さて、昔ながらの"なあなあ"的なやりかたに逆戻りでは
いつまで、楽しめるのかね。

世話も良し、聞かれることにちゃんと答えられるし
(ちゃんと応えられなかったら、うまく誤摩化せるし)
時々ビジネスのシーンに役に立つ。

憎まれる対象、尊敬される対象、目障りな対象、羨ましがられる対象。・・・。
アナログ時代に"最大の良さ"の一つは、このような"オジさん"が
かなりの割合でいったこと。
デザイン業界における世話好きな"足長オジさん"のような存在だった。

それもこれも今に持って体験中・・・
が、まともな憎まれることもなく、あきらかな目障りも見て見ぬふり
羨ましがられるのは、自由に使える"銭"がいくらかを持っていることくらい
実に醜く、絡繰り人形のようで
思ったより苦しい・・・

笑。久々笑えるムービーを見つけた。

聞こえが良いが
実に苦労の多い選択だ。

記憶に辿れば、大学時代のゼミの授業に
1時間で50パターン以上のロゴタイプをデザインしろ。
との先生のかけ声に戸惑いながら、
全精魂を込めてせいせいとスケッチブックと向き合ったものだ。

もちろん、50個の完成品ではなく
書きながら、思い浮かんだ次にの表現を書き
またさらに次の表現へと・・・
出来た数は50以上。(ご褒美はほしかったくらい)

この連想ゲームみたいな練習を介して
→直感と感性と瞬時の判断力
ーーデザイナーの基本素質を鍛えていた。

お陰て、その後のビジネス戦線で
大いなるためになったことは言うまでもない。

いまは、カバンにMacBook、iPod、ICレコーダー、
外付けHD、USBフラッシュメモリの以外に
唯一のアナログ的なものの手帳が欠かせない。
20%はMTG用、80%は思いついたアディアを場所を問わずに
記録するためだ

酒の席でが給料の前払いを要求&借金。
の癖を持つオトコの話題だった。

前払いはともかく、借金してやり繰りするのは
いかにも商業社会らしい生き方。

が、貸す方の"人情"は
時として、借金者を甘やかしていることにも繋がっているのが
気付くべきではないでしょかね。

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かねてから、デザイン業界における営業職
ーー変化の凄まじさについて行けず、真似事でMTGの結果を誤摩化し
  制作現場に多大な迷惑&クライアントからの苦情に謝罪行、
  あげくのはてに、始末書を書かせていた

苦い経験の経歴持つものとして
デザイン現場における営業職の代わりに
サイトでこの役割を果たしている。
ありがたく進化。

が、遊びすぎると怪我することもある。

政治はキライ。
が、何かの縁で未来の政治家を目指している30代男性と知り合った。
以来一つの社会における情報アンテナ又は
自分と違う性質の人間の観測ポイントとして付き合って来た。

先日、その彼からメールを舞い込んだ

"...小沢代表が辞任を表明し、明日民主党の代表選挙が

行われる運びになりました。

 ...。

皆様におかれましても、ご意見等ございましたらお知らせください。

大変助かります。...。"


聞かれることに、返事する。

"お疲れ様です。
大変ですね。肝心なタイミングなのに一握り(一枚岩)にならず
世間の"頼れない"説は少しは思慮している今頃です。

マスコミに"xx派"、"xx派"の論評も些かうんざりするところですね。
大したこともしてないのになぁ〜
と率直思うところです。
...。"

かねてから、この国は"政治家"たるものがいるとは
との思いを抱き、"いるのなら"せいぜい利益のため争っている政客集団が
もう一つの集団---大衆の頭上に下手な政治芝居をしている。
と、思っている。

最近のデザインの仕事に、久々だが、
SaaS系システム画面設計(大げさな言い方)ーー画面の合理性とか
ページ遷移の仕方とか、スペースの取り方とか、ボタンの名前とか
を処理して行くと、なんだか頭の整理もできたような・・・

フッと思った、パソコン(ハード面)は人間工学に基づき、快適になりずつ今日
モニタ画面に通して見せるコンテンツ(ソフト面)も
この人間工学的な要素を取り入れる必要があることを
自覚しなくではいけない時代になった。(すでに遅れた思いだが・・)

アナログ的なスタイルに慣れた。
とか言っては、デジタルの前ですぐに淘汰された10何年の状況と比べ
今の現状は再び"慣れた"によって、淘汰を加速されるでしょね
実に恐ろしい。

近頃悩ませているのは
人材の手配だ。

なんにも条件が高くしていない
"少しのガツとコミュニケーション力・・・"で
知り合いの何人に訪ねました。
が、未だに喜ばせるような返事が返って来ない。
・・・

求む。悩む。

自宅の周りに何匹の野良猫も住人になり、
毎年新しい命が誕生し、成長の過程も楽しみだ。

今日の昼飯は外食と決め、外に出て見かけたのは
3匹の鳩に追われた一匹の若い猫。(笑
追われたものは植木の茂みの逃げ込み、不安そうな目で
ニヤニヤして見ていた僕を見つめる・・・

何の悪戯したでしょね。

さて、日曜のサンデー・プロジェクト(真面目な番組だが・・・)の最後に
草食男を救うためにと
「失楽園」、の続き?で「欲情の作法」を世に送り出した作家本人は登場した。
うん〜、いかにも目に引くタイトルで
"欲情作法"か。欲情は作法も必要だとは初めて知った。

(男女共に)"本能"だけあれば十分じゃなかったっけ?

が、しかし、このような"大人"こそ、いまの状況を作り出した張本人なのでは?
それについて、ご本人は自覚もせず、テレビ番組と言う公衆電波に乗って
新たなご自分のための"物騒=ブーム"を作り出そうとしていたのでは?

堂々と女子アナーに"欲情"していた最後5,6分のこの番組に拍手
ご本人にも拍手。"大したもんだ"

僕は欲情のための作法を知ったら
きっと欲情しなくなるね。たとえどんな目的であろうとも・・・

会社の50代後半のオヤジと食事&アルコール。
話題が"加齢臭"。

面白くもなく、不愉快で、しかも
なんとなくオヤジの"自尊心"を損ねる話題だと分かって入るが
夏の到来に向け、会社に若手を入れる予定で調整していることで
入って来る"ブラジャー"をしている世代の若い男女に"尊敬の念"を込めた
せめての臭わない仕事環境を整えるために・・・

うん、どうしょもない話題で
ウソをついてでも"少しのだけ我慢と努力"と説得を試みたが
やはりへこませてしまった。・・・
しかし、"ウソつき"で物事を解決するのは
やはり気持ちのいいものではなかった。

pm10時の手前にワイン2本で食事を切り上げ
地元のバーに駆け込み、マスターに"酔った無礼講"で
任せアルコールを呑み、後から飛び込んで来た自称ロックンローラの地元若者に絡まれ
"まさか、ブラをして勇気を出しているんじゃないよね"と
ジョークを返しながら、楽しく呑み続け、5杯目で少しは気が鎮めた。

さて、へこませたオヤジはいかなる結論に達するのかね。
なんとなく"罪意識"を感じる今頃。(苦笑)

だが、今年のゴールデンウィークは一味違う。
高速道路はETCで1000円(2年限り)。でツルの一声に振り回されている国民。
テレビの渋滞情報を目にするたんびにそう思った。
なんと言う不公平な日常。

連休中になくなった忌野清志郎。
"この国は自由だ。民主主義だ。と小学校の時に教われた。
まったくのウソだと分かった"。と、ご自分の歌が禁止された時のコメント。
うん、個人の尊厳を確立されずにでは、"自由・民主主義"は都合のいいように
使われているだけでは?
あの時(80年代)の状況よりさらにひどくなったような。
・・・

悪い意味で"町工場"の言葉を使ってはいない。

友人は今度の選挙で大田区から出馬。(いつなるんでしょね。笑)
かつて、大企業の屋台骨として日本の繁栄を支えて来たこの地区の町工場は
最先端の加工技術と匠の手を誇っていながら
大企業の脅しと不当な価格競争に強いられ
髄だけを吸い取られたあげく、ポイっと捨てられている現状。

しかし、原罪を裁くこともなく、都合のいい"自由経済"のもとで
これから"内需拡大をはかる"とか言い、
とぼけた事を平気で言える破廉恥のお偉い方々・・・。
このようなお偉い方々のお導きのままでは
恐らく、この国は100年内に消滅するかもね。

が、町工場の現状を踏まえたうえで思うのは
デザイン業界もこの町工場現象を起きていませんかね(なりずつのように思える)
挙ってそのような"破壊の道"に突き進んでいるように思うし、
企業は高笑いしながら、この行進を楽しく見物している。

まあ、生き残るため、堂々としたいだね。
ウジ虫としてではなく・・・
因に、"今時の生態系"の記事に書いた例の会社は
未だにリリースされる痕跡が見当たらない。
うん、知人の言葉を借り>>>"ざまを見やがれ"。実に痛快!!!

さて、今日から"どうしようもないデータが23枚"の作業に専念。

2009/04/30

am8:30にホテルチェックアウト。
Gare du Nord(北駅)で空港行きRERに乗り換え
am9:30分に終点のターミナル2に着く。

免税手続きの後チェックインし、搭乗ゲートに向かう。
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空港チェックイン・カウンター辺り

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空港内チュープ状通路。

チェックイン時に分かったのだが
航空会社は大韓航空からエールフランス航空に変った。
さぁ、困った。座席の交渉は言葉が通じない。
急に紙とポールペンを取り出し、機内の座席図を書き
通路側のポジションに指して"ここの座席をください。"と伝えたところ
カウンター受付の女性は思わず笑ってくれて、"OK"と・・・
pm13:30離陸。

日本時間4/30日am11:30成田に着陸。
モニターに映し出された石破大臣の発言聞いて
はじめてインフルエンザは大変なことになったのを知る。
・・・

帰宅し、久々マシンの電源をいれ、メールをチェック。
目に飛び込んで来たのは"どうしようもないデータが23枚ほど。"
の綴りの知人からのメールと誠にどうしようもない客の添付写真23点だった。
ロマンも夢も期待も瞬時に砕けた・・・

[零れたPhoto]
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ルイ・ヴィトン本店の吹き抜け天井

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ピカソ・ミュージアム入口の巨大ミラー。空間の遊び

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地下鉄構内の光景。

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地下鉄車内の光景。

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各種チケット。
"○"の中にBUS,T,Mと書いたのは地下鉄、バス、T鉄道線に共通に使える。
斜め上方はRER線用チケット。

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自宅の壁にフランスの国旗を新たに加えた・・・。

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エーピログ
初知り合いもいなく、言葉も知らずで大陸反対側への旅は
ある意味では刺激が満ち、楽しかった。
未達成したのは、オルセー美術館3階にある印象派作品の見学
とパリ夜景の鑑賞&たっぷりのワイン漬け
・・・

2009/04/28。am8:00 雨→曇り←→晴れ

今日は旅の最終日。
これまでの旅に必ずパソコンを携行していたが
今回は暫くマシンの画面から遠ざかることに決めた。
結果は良かった。余計な情報やら、メールやら等に煩うことなく
"遊びと寛ぎと毒おろし"に専念することが出来た。

さてさて、少しは遠出に。と、イル・ド・フランスのヴェルサイユに決めた。
6号線のBir-Hakeim駅に降り、徒歩1分でChamp de Mars Tour Eiffel駅でRERに乗り換え
約30分で終点のVersailles Rive Gaucheに着いた。(RERは途中で分岐するので要注意)

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RER鉄道沿線の光景。

駅から5分程度で歩くと、広大な宮殿の敷地に入った。
宮殿の前は人山だ。長蛇の列だ。
連れに列を任せ、こちらは写真を撮りまくった。(悪いね)
しばし入口で撮ったPhotoを・・・
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ヴェルサイユの正面入口

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雲と晴れの境界線

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宮殿の屋根

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入口の彫像

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雲と彫像の演出

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この王権の象徴

1時間ほどようやく中へ入った。(急務はトイレ)
うん、人の多さには少し落胆だが、サっサと宮殿内部の観覧を済ませ。
"裏庭"に出るつもり。
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人集りの鏡の間

で、約一時間くらいで廻った。
歴史の勉強には最高の場所だが
それにしても数々王権の贅沢には飽きた。
まあ、フランス民衆の革命のおかげで
このくだらない、超のつく俗文化を終わらせたことに感謝。

[雲の演出]
pm13:00
さて、そろそろ館外に出よう。
あいにく曇りと晴れ半々の空と冷たい風。
が、この"半々"による大自然の演出がなければ、この人工で出来た巨大庭園は
これほど魅力に感じられなかったんだろうね。

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手前に日差しに照らされた彫像の白さは美しかった。

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奥に見える雲のあたりは雨が降っている最中だ。
後に雲の近くに行った時、雨に追われ、が、4,5歩さがればそこは乾いていた。

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光の演出にますます魅了されて行く・・・

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この光景に感動し、自然の壮大な演出は言葉にならなかった。

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歩いて来た道に振り向けば、王宮は雲の塊で潰されそうな・・・

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運河の始点に立つ。雨の中。

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迷路に入って出会ったサトゥルヌの泉水。

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戻って見ると、すっかり晴れていた。

美しい異性のように魅惑された一時。
大自然に洗浄され、癒され、毒が排出されたような・・・。
芸術家たちはこの大自然の前に情熱に燃やし、狂ったのは至極自然なことだ。
"出来るものなら..."の思いをしながら、駅に向かった。

帰りはガイド本に紹介された8号線Opera駅の近くにある
Le Grand Cafe Capucineで夕食。
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オペラ・ガルニエ前の交差点。

今日は早く寝る。明日はこの国に出る。


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エピローグーーヴェルサイユにて出会った連中。
余談だが、この場所で日本から撮影クールを見かけた
二人の女の子に派手なメイド服を着せ 短い足&内股で歩かせ、所々で撮影していた。
ある意味では目立っていた。
まあ、殺風景でこんな場所で恥さらさなくでも・・・。

確かにフランスの本屋にMANGAが置かれていたような。
一応自然発生に近いカタチでMANGA文化がワールドに広がったが
今度メイド文化をワールドへと売り込みか? 
確かに歴史における文明・文化の流れの中に"メイド"は見当たらない。

いつかMADE IN JAPANのハイテック電気製品・車の輸出は
MADE IN JAPANのメイド輸出になる日が来るかな〜
腐った商業主義にたっぷり浸った馬鹿な企みだね。
(正気持ってリーダー格の眼鏡男の尻を蹴りたかった)

2009/04/27。am8:30 曇り←→晴れ?

旅は残り2日。
東京にいて、東京タワーに行った事はない。
なんにも"パリタワー"に行く必要があるのか・・と思っていたが
まあ、"散策"とは気のままの意味なので、とりあえずホテルに出て
その時の気分に任せることにした。

地下鉄1号線のCh.de Gaulle Etoile(凱旋門)で6号線に乗り換えTrocadero駅に降りた。
階段に上がって20歩ほど歩けば、いきなり視野に広い空間の先にエッフェルが聳え立つ

曇り。この雲はなんだか表情を帯び、塔の味付けになって、
シャイヨ宮広場にいる観客の小ささと比べ
巨大で、威厳をもって堂々と立っていること。暫く見入っていた。
風の通り道になっていることで冷たかった。

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広場に物売りのアフリカ系の人たちはレプリカのエッフェル塔を手提げ
英語、日本語、中国語を駆使して、近寄って来る。

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広場の彫像は穏やかな表情でエッフェルを見つめる。

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手前は曇ったままだが、シャイヨ宮に日差しに照らされ、壮大感が醸し出している。

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セーヌ川の遊覧船と対岸の樹木と背後の曇り空の演出。

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しかし、画家のこゝろを燻られる光景だ。
自然の瞬時の変化でこれだけ違って見えるし、感動させられた。言葉はもはや無用。
"芸術家たちは愛してやまない。"と言われる故が、少しは分かったような・・・

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僕は列を並んで何かを求めるのは嫌い。知人に言わせると"君は短気だ"
塔の下に展望台に登る人たちの長蛇の列ができた。
まあ、"パリタワー"に来たし、風景だけでもう充分に満足。
人の後頭部を見ながら・・・なんで、きっと気分は悪くなる。
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pm13:00。
さて、セーヌ川右岸で散策しながら、アルマ橋に目指す。
そこを渡って、買い物に・・・

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アルマ橋に渡った交差点にあるオープンカフェ。
気のせいか巨大な帽子を冠っているに見えた。

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どれも似たような建物だが、見飽きることはなかった。
この一帯は有名ブランドの店が集中している。
・・・

pm19:00。大雨。

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エピローグーーシャンゼリゼのオープンカフェ
も日本語メニューがある。

2009/04/26。am9:00 曇り空

夜中から大雨。朝になって止んでいる。空気は格段に透き通った。
今日は日曜日。ほとんどの店は休みのため引き続き美術館めぐりだ。

まず地下鉄1,5,8号線を交差しているBastille(バスティーユ)駅に降り、
フランス革命発祥の地に立った。
それから日曜蚤市場を覗き、パリジャンたちはゆっくり品物を定め、
種類豊富なチーズに試食しながら、おしゃべりしているのを見て、
"あっ、ここはパリだ〜"と実感。
なんだか気分は穏やかになり、気ままで散策した。

路上で自転車のシェアリングサービスを見かけた。
そう言えば、友達は10何年前にIT会社起こし、2,3年前はそのIT会社を売って
2,3年の海外生活の後に日本に戻り
今年の一月に日本でこのサービスをスタートしたそうです。

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市場の並木から見た7月革命記念柱

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広場の放射状道路の一角街風景

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市場の入れ口

約一時間半後、76番バスに乗って、裏パリの街風景を見ながら
終点のPalais Royal Musee du Louvre(ルーブル美術館)に向かう
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ルーブル美術館の中庭。

正直なところ、僕はルーブルにはそれほどの興味がない!
特に18世紀以後の古典絵画や彫刻など。
と言う矛盾した感情を持ちながら、とりあえず一周することにした。
ガイド本に書いてあった"必見作品"は流れに任せ
見物客はリシュリュー翼とドノン翼に集中しているのを避け
シュリー翼に入り、古代エジプト美術へ・・・
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館内はあいにく込み合っている。
連れはルーブルに興味津々なので、モナリザのある回廊の端から端まで一人で行かせ、
僕はセンターに設置された椅子に座り、ゆっくり観客を鑑賞することにした。
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因に上記の女性たち見ていたのは下記の作品。
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モナリザも見て来た。人集りの前に小さな作品に大きなガラスケースに包まれ
5メートル離れたところから鑑賞しかできなかった。
微笑みも、神妙な・・・この状況では、到底無理だ。(苦笑

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ルーブル3階からの眺望。

それでも5時間くらいかかった。
いやあ、くたびれた。の一言。
振り返れば、良かったのはエジプトなどの古美術くらい。
原始的で、チカラが強く、余計な飾り気もない・・・。

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中庭のガラスピラミット(美術館の入れ口)で休息後
疲れた足を切り捨てたい気持ちで家路に・・・

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エピローグーー食事中のフランス女性
バスの出発を待っている間に窓越しで、
近くのレストランに食事中のカップルを見えた。
女性は色白で黒髪、ルーブルに行った直後のせいか、絵に描いた古典美人で
そのものに見えた。(奇麗な女性だった)
が、男のしゃべりに対し、目があげず、表情を変えることもなく
優雅にケーキを食べ、ワインを口にする・・・
発車後暫く、このカップルのことを頭から離れられなかった。
"何方と似てるかな〜"と。・・・

2009/04/25。am8:00 曇り空

ホテルの朝食はフランスパン、牛乳、コーヒー、果物など
なぜかフランスに来てからは、フランスパンの美味しさに感心した。
この地にいるせいかな〜

今日は美術館巡りだ。

am9:30。地下鉄11号線Rambuteau駅に出ると
目の前に逼って来る、およそ周りの風景とは不釣り合いなカラフルな建物が目に入った。
ポンピドゥセンター・国立近代美術館だ。
早速入れ口に行き、入ろうとした時"11時オープンだ"と告げられ
それでは、先に近くにあるピカソ・ミュージアムに行くことにした。

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事後にガイド本を読んで分かったことだが
国立近代美術館→ピカソ・ミュージアムの間に
何にげに歩いていたこの地区はかつて貴族たちの居住区だった。
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現代美術館から10分ほどでピカソ・ミュージアムに辿り着いた。
想像していたのとは大分違い
それほど立派な建物ではなく、もしろこじんまりとして"普通"な住居と言った印象。

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[空間の演出]
がしかし、一歩中に入ると、そこはデザインされ個性溢れた展示空間。
白い壁を基調に、窓から取り入れた自然光とライト照明を
巧みに組合せる事によって作り出された立体感のある空間と明暗の美しさ。
さらに、所々に鏡の壁を設置し、作品と照明と異質な空間を作り出されている。

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ピカソ。彼は作品に残した空間への捉える感覚も"普通"ではなかったことを
改めて再認識した。
作品群は遺族からの寄贈なだけに、一見すべし・・・

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pm12:30 ピカソ・ミュージアムを後にし、再び国立近代美術館へに向かう。

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ポロポロになった車だが、なぜかこの街に最高に似合うね。

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曇りの隙間に少しは青空見えて来た。が、後に雨が降り出した。

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青のチューブは国立近代美術館だ。
やっはり異質だ。パリっ子の芸術(個性)を受け入れられるこゝろの広さに感心。
そう言えば、東京のど真ん中に建てた
イタリア大使館の外壁は赤(奇麗な赤)にしたところ
周囲から猛反対に遭ったそうです。
"周りの伝統的な灰色と合わない"とかなんとかの笑える反対意見を思い出し、
"文化"ってなんだろう? "芸術"ってなんだろう? "個性"ってなんだろう?
"進化"ってなんだろう? と、一瞬考え込んだ。

さてさて、今日は土曜日。
館内は込み合っていた。まず最上階に開催されているVassily Kandinsky(カンディンスキー)
の個展を鑑賞後、中2,3階の常時展示に行き、広大な館内興味のある展示に時間かけた。
・・・

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エピローグーー親切なフランス人たち
出発の前に仕入れた情報では、パリジャンは外来の人に冷たく
かなりムカつく場面に出くわす可能性があると。こゝろの準備を・・・のつもりでいたが
意外なことに、出くわした人たちーー若者、年寄りはみんな親切だった。

バスティーユで、カフェに入ろうとした赤い服を着て、銀髪の老婦人に
ルーブル行きのバスの駅を訪ねると、指で広場の反対方向に指し示し、
僕たちは反対に着いて振り返れると、老婦人はずっと目で見送っていたことを知った。

荷物を持って地下鉄の改札に通りにくそうのを見ると
先に入った若い女性は向こう側の改札扉を開けて待っていた。

車内で、このRERは空港に行きますか。と訪ねると
"Oui"と言って、指で数えながら"1,2,3,4,5駅"になります。

車内でこのRERはヴェルサイユへ行くか。と一つ隣席の人に尋ねると
そのさらに先の席にキスしまくっていた若いカップルの男性は"Non"と言って
次の駅で乗り換えなさい。と教えてくれた。

ただの運が良いとは思えなかった。

2009/04/24 am6:00 晴れ
時差で眠られない。

朝のホテル食で済ませ
部屋に戻り、今日の散策ルートを決めた。
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Ch.de Gaulle Etoile(凱旋門)→Champs-Élysées(シャンゼリゼ通り)→
Invalides(アンバリッド軍事博物館)→Place de la Concorde(コンコルド広場)→
Notre Dame(ノートルダム大聖堂)・・・
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青空。乾燥した冷たい風が吹いていた。
1.3€の切符を手に地下鉄3号線から2号線さらに1号線に乗り換え
凱旋門に出られた。
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強い朝の日差しに照らされた彫刻に魅了され
気がつけば首が痛くなっていた。

透き通った空気。さて、スタートはまずまず、気分も上々・・・
視線を振り向けば、目の前はシャンゼリゼ
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ここからコンコルド広場に目指す。
知人は"いつかシャンゼリゼで二人でワインを飲もうね..."の言葉をよぎりながら
高ぶる気持ちを抑え、「世界で最も美しい通り」に向け、ゆっくりと散策。
ーーオープンカフェでパリジャンは新聞を片手にゆっくり時間を過ごし
  白い花の種は風に吹かれ、視野に美しい都市のスカイライン・・・
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コンコルド広場の手前にある"パリの一番豪華な"アレクサンドルIII世橋に渡り
アンバリッド軍事博物館に立ち寄った。
ナポレオンの霊柩はここに安置されていた。
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あぁ〜、すべてが思った通りの展開だが
乾いた暑さと徒歩で疲れが来た。
芝生に座り込み少々の休息を取りながら
周囲に見渡すと、エッフェル塔、ルーブル美術館、コンコルド広場のオベリスクの先端
さらに遠く離れたシテ島の教会が見えたような・・・。

正午。コンコルド広場に立つ戦利品ーーエジプトのオベリスクに着く。
(ガイド本はエジプトから寄贈と書いてあったが・・・)
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今日はルーブル美術館をあらため
(入口で0.4ユーロでトイレを済ませ)
広場の前のコンコルド橋を渡り、
セーヌ川に沿って散策しながら、シテ島に向かう。
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シテ島向け、セーヌ川左にあるルーブル美術館

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セーヌ川右にあるオルセー美術館

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セーヌ川沿いのマーケット

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ルーブルのドノン翼の入れ口に通じる橋の端にある彫刻。さすがです。

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愛の語らい?

ガイド本には、コンコルドからシテ島まで歩いて26分とありましたが
まあ、ゆっくり&じっくり味わうなら、1時間以上はゆうにかかる。
因に僕らは2時間半くらいで
ようやく目の前にシテ島が見えて来た。
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さらにシテ島の花市場に廻り通って、暫く歩くと
かっの有名なノートルダム大聖堂。pm4:00の眩しい日差しの中
疲れもピックに・・・
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密やかなの大聖堂内に休息。
ちょっとミサの時間(演出?)で、男女の唱え声で広大な空間に響く。
・・・

空かれた腹に、フランスパンのサンドイッチで満たし
夕日に染めたセーヌ川を眺めながら
知り合いの彼女はオルセー美術館の近くに2年間滞在していたことを思い出す。
彼女なら、きっとこの夕日、この風、この街に似合うだろうね。
しかし、今はシャープさなきドロドロな日本にビジネス戦場に戻った。
まあ、余計なお世話か!! 今日は帰途に・・・

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因にこの建物はフランス革命時に王と王妃たちを幽閉された場所だそうです。

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エピローグーーパリの浮浪者たち
朝の地下鉄に内に乗って来た一人フランス男性は片目はガーゼに
大声で延々と話した後、(恐らく自分の病気をPRしていた)
乗客の前に用意していたコップ差し出し、カネを乞う。

夕方の地下鉄内に乗っていた一人フランス男性は
女性客の前に恐らく"君はとっても美しい、優しい・・"のような話を
社内の客の笑い誘い、ついでにカネを頂戴する。

別の日に車内でのアコーディオンの演奏で稼いでいた。

まあ、どれもある意味では芸術だ。

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2009/4/23 am10:50。
フランス行きのKOREAN AIRに乗り込んだ。

1時間40分後にソウル/仁川で乗り継ぎはスムーズに済ませ
少しの安堵感と同時に眠気に襲られ
機内食の後に睡眠薬を飲んだ。

・・・

フランス時間pm6:30。
シャルル・ド・ゴール国際空港に着陸。
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切符販売窓口で空港と目的地に"○"をつけたMetro Mapに示し
"○to○Ticket..."で、切符を手にRERに乗り込み、2回ほど乗り換えた後
pm8:30に予約したホテルにチェックイン。

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ホテルの窓から見た夕空。

疲れは興奮を超え、今日は寝る。

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エピローグーーパリの地下鉄
東京にてパリのメトロ地図だけ見でも、ピントがなかなか来ません。
が、現地に実際に乗ってみたら、使い勝っての良さがかなり良いし、分かりやすかった。
ホーム構内の装飾も場所の特長を捉えた味が出していて
日本の清潔と単調なものとは対照的。